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建設業界の工事写真を「撮るだけ」に。AI×BPOの新サービス「BPO丸投げサービス」開始
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建設業界の工事写真を「撮るだけ」に。AI×BPOの新サービス「BPO丸投げサービス」開始

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AI工事写真アプリ「Cheez」を手がけるverbal and dialogue株式会社が、建設業務を丸ごと代行する新サービス「BPO丸投げサービス」を正式にローンチしました。同社のAI技術と専門スタッフによる業務委託(BPO)を組み合わせ、人手不足に悩む建設業界の事務作業を「撮るだけ・任せるだけ」で完結させることを目指します。

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ポイント

  • 1
    AIアプリ「Cheez」で撮影するだけで、面倒な工事写真台帳の作成などを丸投げできる
  • 2
    人手不足や「2024年問題」で負担が増す現場監督や事務担当の残業削減に貢献
  • 3
    AIによる自動整理と、業界経験者による最終確認で、高い品質と効率を両立

AIと専門チームが連携、現場の事務作業を完全代行

verbal and dialogue株式会社が2025年10月より正式に提供を開始した「BPO丸投げサービス」は、AIと人の専門性を融合させた新しいアウトソーシングモデルです。ユーザーは、同社のAI工事写真アプリ「Cheez」を使って現場で写真を撮影するだけ。その後はデータが自動で連携され、現場監督経験のある専門スタッフが写真台帳や工事報告書の作成をすべて代行します。

背景に「2024年問題」、深刻化する人手不足

建設業界では、時間外労働の上限規制が適用される「2024年問題」や、労働人口の減少により、現場の負担が深刻化しています。特に、膨大な量の撮影と整理が求められる工事写真関連の業務は、残業の主な原因の一つとされてきました。同社はこれまで、アプリ「Cheez」によって写真整理の自動化を進めてきましたが、新サービスではさらに踏み込み、現場担当者が作業そのものから解放される環境を目指すとしています。

年間コスト最大93%削減も、建設DXを包括的に支援へ

本サービスの導入により、企業は人員が不足している状況でも生産性を維持できるほか、年間コストを最大で93%削減できる可能性があるとのことです。AIが写真を自動で分類・整理し、BPOチームが最終的なアウトプットを仕上げることで、高い精度と効率を実現します。

verbal and dialogue社は今後、サービス間のAPI連携を強化し、工事写真だけでなく積算や人員配置、安全管理といった領域まで支援を拡大する計画です。また、2025年の大阪・関西万博への出展を通じて、国内外への普及も目指す方針を明らかにしました。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

AIによる自動化だけでなく、業界経験を持つ「人」が品質を担保する点がユニークですね。単なる効率化にとどまらず、現場の実務で求められる信頼性を確保したサービス設計が、今後の普及のカギを握りそうです。

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