Hacobu、配車管理「MOVO Vista」にAI支援機能を追加。川崎重工で実証・活用も
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物流課題の解決に取り組むHacobuは、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」に、新たにAI配車支援機能を追加し、提供を開始しました。この機能は、出荷指示データをもとにAIがチャーター便の案件情報を自動で生成するもので、既に川崎重工業の工場で実証・活用が進められています。
ポイント
- 1出荷指示データからAIが配車案件を自動で生成
- 2川崎重工業の現場で実証を重ね、実務に即した機能を設計
- 3人による確認・修正を前提とした、業務に組み込みやすい「支援」ツール
AIが配車業務の入力負担を軽減
Hacobuが提供を開始した「AI配車支援機能」は、同社の配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」の新機能です。これまで現場の担当者が行っていた、複数の出荷指示データからルートや車両サイズ、顧客ごとの条件を整理して案件情報として入力する作業を、生成AIが代行します。
ユーザーは対象となる出荷指示を選択するだけで、AIがチャーター便の案件情報を自動で作成。これにより、従来の手入力にかかっていた時間を大幅に削減し、業務の効率化と情報精度の向上を支援するとしています。
川崎重工業の現場ニーズを反映
この機能の開発にあたっては、川崎重工業が協力。同社は「MOVO Vista」を導入しており、今回の機能開発にあたって実務で重視されるポイントやルールに関するヒアリングが行われました。これにより、現場の業務に寄り添った機能設計が実現したといいます。
自動生成された案件情報は画面上で簡単に確認・修正できるため、完全な自動化ではなく、あくまで業務の補助としてAIを活用したいという現場のニーズにも応えています。現在、この新機能は川崎重工業の明石工場で活用が始まっています。
物流DXの次の一手へ
Hacobuは今回の機能を、同サービスにおける生成AI活用の第一歩と位置付けています。今後はさらに機能を拡充し、輸配送案件の管理や受発注業務の効率化を推進していく方針です。
導入した川崎重工業の担当者からは、「AIによる省力化機能を完備した、現場に寄り添った使いやすいシステムが完成した」と評価する声が上がっており、今後の展開が注目されます。
引用元：PR TIMES
O!Productニュース編集部からのコメント
物流業界で効率化が急務となる中、AIによる配車支援は現場の負担を大きく減らす一手となりそうです。川崎重工のような大手製造業での実績は、他社への普及を後押しするでしょう。
