
SiNCE、生成AIに自社の業務知識を授ける「Ontology Boost」提供開始
公開日:
株式会社SiNCEは、生成AIが企業固有の業務知識を正しく扱えるようにする新サービス「Ontology Boost(オントロジーブースト)」の提供を開始しました。ChatGPTやClaudeなどの生成AIは、一般知識は豊富でも各社の用語やルールは理解できず、導入の壁となっていました。このサービスは、LLMの外側に知識基盤(オントロジー)を構築し、AIが回答のたびに参照する仕組みを提供します。これにより、根拠のある回答を引き出せるようになり、AI活用の実用性が大きく高まります。
ポイント
- 1生成AIが参照する自社専用の知識基盤を構築・運用まで一貫支援
- 2ベテランの暗黙知を音声インタビューから構造化する「Hearing AI」を搭載
- 3Databricks連携で最短4週間から導入可能、散在資料で開始できる
AI導入の壁は「自社知識の不在」
多くの企業が生成AIの導入に取り組む中、性能面ではなく「自社固有の業務知識がAIの読める場所に存在しない」という構造的な課題に直面しています。一般的なLLMは、各社独自の用語やKPI、業務ルールを事前に学習していないため、現場で使える回答を返せません。SiNCEはこの課題を解決するため、LLMの外側に知識基盤(オントロジー)を整備するアプローチを採用しました。
「覚えさせる」のではなく「参照させる」
Ontology Boostは、企業独自の知識辞書をLLMの外部に構築し、AIが回答のたびに参照する設計です。これにより、AIに業務知識を覚えさせる必要がなく、回答の根拠を明確に示せるようになります。代表取締役の一筆将人氏は、「覚えさせるのではなく、参照させる」という発想が本サービスの核心であると述べています。
使うほど成長する三つの仕組み
本サービスは利用を重ねるごとに知識が蓄積・更新される設計で、三つの仕組みが継続的に働きます。中でも独自の「Hearing AI」は、文書化されにくいベテランの判断基準や感覚を音声インタビューから構造化します。これにより、属人化を防ぎ、退職や交代があっても知恵が組織に残るようになります。
導入ステップと効果
導入は最短4週間から可能で、完璧なデータ基盤がなくても、既存の散在資料から開始できます。オントロジーを整備することで、経営層はAIが出した数字を会議資料に使いやすくなり、組織全体でベテランの判断を共有できるようになります。また、新しいLLMが登場しても、構築した知識資産はそのまま引き継げます。
Q&A
Q. Ontology Boostとは何ですか?
A. 企業独自の用語や業務ルールを知識基盤として整え、生成AIが回答のたびに参照できるようにするサービスです。
Q. 一般的な生成AIと何が違うのですか?
A. 一般的な生成AIは各社の固有知識を学習していませんが、Ontology Boostは外部の知識基盤を参照させることで自社向けの正確な回答を引き出します。
Q. 誰向けのサービスですか?
A. 現場の業務知識をAIに反映させたい企業や、ベテランの暗黙知を組織全体で共有したい企業が主な対象です。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
覚えさせるのではなく参照させる、という発想はシンプルですが効き目がありそうです。ベテランの暗黙知を音声から構造化できるのも、属人化対策として実用的ですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


関連ニュース

Microsoft 365 Copilotの活用度を可視化するツールを豊田通商システムズが提供開始

CINC、生成AIの誤情報リスクを診断する新サービスを提供開始

スパイスファクトリー、企業のAI活用レベルを3分で診断する「AI駆動組織診断」を提供開始

対話型AIで人事フリーランスを即日提案する「即プロ人事」が提供開始

サン・ホームがFront Agent導入で成約率25%から87.5%に急上昇

ClaudeでMMMを内製化、医療スタッフが実践した中小企業向け活用事例を公開

ソニービズネットワークス、AIエージェント独自開発を支援するパッケージを提供開始

JADE、広告主がAIに直接質問できるWeb広告運用代行を提供開始

不動産特化AI「博士コムAI」がリリース、画像生成や物件入力を自動化


















