
Sun*、AIでE2Eテストを自動化する新ソリューション「AI-Ready* QA E2E」を提供開始
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株式会社Sun Asteriskは、AIを活用してE2Eテストを自動化するソリューション「AI-Ready* QA E2E」の提供を開始したと発表しました。生成AIの普及でソフトウェア開発が高速化・複雑化する中、品質保証プロセスの効率化を目指す動きです。
ポイント
- 1AIを活用し、工数がかさみがちなE2Eテストのシナリオ作成から実行までを自動化
- 2Microsoftが開発したテスト自動化フレームワーク「Playwright」を中核に採用
- 3新規開発だけでなく、既存のレガシーシステム改善にも活用可能
AIがテスト工程を効率化、開発のボトルネック解消へ
株式会社Sun Asteriskが提供を開始した「AI-Ready* QA E2E」は、ソフトウェア開発におけるE2Eテスト(End to Endテスト)の自動化に特化したソリューションです。E2Eテストは、ユーザー視点でシステム全体の動きを確認する重要な工程ですが、工数が膨らみやすく開発全体のボトルネックとなりがちでした。このソリューションは、AIを用いてテストシナリオの作成から実行までを効率化し、実装や運用にかかる負荷を大きく軽減します。
開発の背景にあるQA領域の課題
生成AIの普及により、ソフトウェア開発のスピードと複雑性は増す一方です。こうした変化に伴い、システムの品質を担保するQA(品質保証)領域では、従来の手法では対応が難しくなったり、工数が大幅に増加したりする課題が顕在化していました。同社はこうした現状を受け、特に工数がかさむE2Eテストに着目し、本ソリューションの開発に至ったとしています。
「Playwright」活用と独自ツールとの連携
「AI-Ready* QA E2E」は、Microsoftが開発したオープンソースのWeb UI自動化フレームワーク「Playwright」を中核技術として採用しています。さらに、同社独自のAI駆動開発支援ツール「MoMorph」と連携させることも可能です。これにより、デザインを起点とした仕様変更をテストケースへスムーズに反映でき、手戻りによる工数の増大を防ぎ、開発コストの抑制に貢献します。なお、本ソリューションは単体での導入も可能です。
Sun*は今後、本ソリューションに関連した教育プログラムの提供も予定しており、AI時代の品質保証プロセスに適応できる人材の育成にも貢献していく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
テスト自動化は多くの開発チームの課題ですが、特にUIが絡むE2Eテストは保守コストも高く厄介な存在です。AIがこの領域をどれだけ効率化できるのか、現場での具体的な導入効果に注目が集まりますね。