
ギブリー、AI投資効果とセキュリティリスクを可視化する「Givery AI Monitoring」を提供開始
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AIエージェント開発などを手がける株式会社ギブリーは、企業内での生成AI利用状況をビジネスとセキュリティの両面から可視化する新サービス「Givery AI Monitoring」の提供を12月15日より開始しました。多くの企業で課題となっているAI投資の効果測定や、従業員が許可なくAIを利用する「シャドーAI」のリスクに対応するサービスです。
ポイント
- 1AIの投資対効果(ROI)を業務削減時間などで定量的に可視化
- 2個人情報入力などのセキュリティリスクを自動で検知・報告
- 3ChatGPTやCopilotなど、複数のAIサービスを一元的に監視可能
投資対効果とセキュリティ、AI活用の二大課題に対応
株式会社ギブリーが、企業向けのAIモニタリングサービス「Givery AI Monitoring」の提供を開始しました。このサービスは、企業内での生成AIの利用状況を統合的に把握し、「投資対効果の可視化」と「セキュリティリスクの管理」という、多くの企業が直面する課題の解決を目指すものです。
背景には、生成AIへの投資が世界的に拡大する一方で、その効果を実感できている国内企業が3割程度にとどまるという調査結果があります。さらに、企業の管理外で従業員がAIを利用する「シャドーAI」が横行し、機密情報の漏洩リスクが高まっている現状も、サービス開発を後押ししたようです。
活用状況からリスクまで、AI利用の実態をデータで把握
「Givery AI Monitoring」の大きな特徴は、AIの活用状況を具体的なデータで可視化できる点にあります。部署ごとの利用率や、AI活用によって削減できた業務時間、よく使われるプロンプト(指示文)などを自動で収集・分析し、これまで曖昧だった投資対効果を定量的に評価する手助けをします。
また、セキュリティ面では、従業員による個人情報や機密情報の入力、社内ガイドライン違反といった危険な利用を自動で検知し、管理者に報告します。これにより、情報漏洩などのインシデントを未然に防ぐ体制構築を支援します。
複数の主要AIサービスにまとめて対応
このサービスは、現在多くの企業で利用されているChatGPTやMicrosoft Copilot、Geminiといった複数の生成AIツールにまとめて対応できる点も強みです。企業がすでに導入している多様なAI環境にスムーズに導入し、一元的な監視を実現します。ギブリーは今後も、企業の要望に応じて監視対象となるサービスを拡大していく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
生成AIの導入が進む一方、その効果測定や管理に悩む企業は少なくありません。こうした「守り」と「攻め」の両面を支援するツールは、AI活用の成否を分ける重要な基盤になっていきそうですね。


